中国税関総署は10日、中国の6月の輸出が前年同月比43.9%増の1373億9600万ドル(約12兆2千億円)だったと発表した。6月の輸出額はこれまで単月として最高だったリーマンショック前の2008年7月を上回り、過去最高を更新した。
世界経済を回復を背景に、輸出の拡大が鮮明となった。輸入は34.1%増の1173億7400万ドルで、貿易黒字は前年同月の約2.5倍の200億2200万ドルに拡大。米国などから人民元切り上げのペースを速めるよう求める声が出そうだ。
今年上半期(1~6月)の輸出は前年同期比35.2%増の7050億9千万ドルとなった。中国内需拡大を受けて輸入も52.7%増の6497億9200万ドルに増加し、貿易黒字は42.5%減の552億9800万ドルだった。
上半期の輸出を国・地域別にみると、最大の貿易相手である欧州連合(EU)向けが36.0%増だったほか、対米が28.3%増、対日が25.2%増となった。ブラジル向けが前年同期の2倍以上となるなど新興国向けも好調だった。
輸出を品目別に見ると、鋼材が80%以上増加したほか、ハイテク製品も約4割増加した。また、輸入では、原油が価格高騰や需要増で前年同期の2.1倍に膨らんだ。鉄鉱石も5割以上増えた。
(Japionより)